財産の保管場所を把握することも大事
【STEP3】財産の“場所”の把握・共有
「財産をどこに保管しているか」がわからなければ、家やお金も故人と一緒になくなってしまう。通帳やハンコのほか、暗証番号やパスワードも忘れずに整理し、共有しよう。
●チェック項目
□通帳やハンコをどこにしまっているか家族で共有できている
□銀行の暗証番号、ネットバンクのIDとパスワードなどは、紙に書いて保管・共有できている
□土地の権利証や株券、保険証券をどこに保管したか覚えていて、家族に共有できている
□保険金の受取期限を把握している
□不動産は共有名義になっていない
□銀行口座の数は2〜3口にまとめている
□海外預金を利用していない
遺言書の作成はモレなく
【STEP4】遺言書を作成する
「誰に何を相続させる」という旨を書いた遺言書と、「これだけの財産があります」と証明する財産目録の作成が必要。2019年7月の相続法改正により、財産目録はパソコン作成や代理人による作成も可能に。通帳や保険証券などのコピーも添付できるので、ぐっとラクになった。ただし、必要書類が欠けていたりミスが1つでもあったりすると無効になってしまうので、作り方には気をつけたい。できれば専門家に依頼を。