「それも、田中さんと同世代の30代女性がほとんどです。撮影は夏に行ったらしいのですが、その時は写真集を買うファンを男性と想定し、露出を多めにしたと聞いています。それが、出版までの間に女性人気が急上昇。これはうれしい誤算です」(前出・別の出版関係者)

 田中といえば、以前までは「あざといぶりっこキャラ」ばかりが目立っていたが、今はアラサー女性の“あこがれ”なのだという。マーケティングライターの牛窪恵さんは、こう分析する。

「田中さんがすごいのは、すべてにおいて共感されるところです。美容についても、かつての藤原紀香さんのように、これだけやってスゴイでしょう? と胸を張るのではなく、『私、美容をこんなに探究してしまうんです』という自虐とオタク的な気質が垣間見えます。

 恋愛の失敗談も赤裸々に話すのが“みな実流”。恋愛や人間関係に自信満々ではない姿を見ると、周りも自分だけじゃないんだ、華やかな世界の人でも同じなんだと安心できて、うれしくもなりますよね」

 偽らない自分を手に入れた彼女の快進撃は2020年も続きそうだ。

※女性セブン2020年1月2・9日号

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