「たしかに、朝食を抜いて血糖値が下がると、血圧を上げるホルモンが分泌されるという論文も存在します。しかし、『朝食を摂らない』こと自体が脳卒中の原因だとは考えない方がいい。朝食を抜く人はもともと生活習慣が乱れている人が多いのです」
生活習慣の改善に取り入れやすい食品も明らかになった。秋津医院院長の秋津壽男さんが話す。
「それは納豆です。含まれる『ナットウキナーゼ』という成分には血栓を溶かしてサラサラにする作用があるので、脳の血管で血栓が詰まる脳梗塞を起きにくくしてくれる」
岡田さんは「油」の使い方に着目する。
「健全な血管を保つためにオリーブオイルやごま油など植物性の油はとてもいい。ただし、ココナッツオイルはNG。植物性ですが、組成が動物性油に似ており、動脈硬化を引き起こしやすいとされます」
※女性セブン2020年1月2・9日号