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ドラえもん、連載開始直前まで誕生せず作者がつまずいて誕生

ドラえもんの「伝説の予告」とは(C)藤子プロ・小学館

 今から50年前、1970年のお正月にドラえもんは“誕生”した。『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』~『小学四年生』の6誌同時に連載がスタートすると、瞬く間に、国民的キャラクターに“成長”。

「ひみつ道具」や「四次元ポケット」など未来への夢と希望が詰まった“ロボット”はいつの時代も子供たちから愛され、大人になってもなお心の拠り所のような存在だ。

 そんなドラえもんの誕生秘話が明かされたのは、23年ぶりに発売された新刊『ドラえもん第0巻』。発売前から大きな話題になったこの最新刊から人気の秘密を紐解き、メモリアルイヤーをより一層楽しもう。

 実は、国民的キャラクター・ドラえもんの誕生の瞬間はギリギリのドキドキだった。児童誌での人気連載『ウメ星デンカ』の終了とともに掲載されたのは引き出しから飛び出す“何か”。実は予告掲載の時点でまだドラえもんは誕生していなかった。

 キャラクターがまったく登場せず机の引き出しから「出た!」と大きく描かれ、のび太が驚いて逃げ出す様子を描いた予告は、読者から大きな反響を呼んだ。“いったいどんなキャラクターが…”と子供たちは楽しみにしていたはず。だが実は、この時点でドラえもんはまだ生まれていなかったのだ。

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