ライフ

医薬品の添付文書 リスクを避けるための7つのポイント

医薬品の添付説明書でチェックするべきポイントは?

 医薬品についている添付文書。付いているのは知っているものの、実際に目を通したことがある人は多くはないのでは? しかしこの添付文書は、情報の宝庫!

“やってはいけない”のみ合わせをはじめ、様々な注意事項が明記されている。特に気をつけて読みたいポイントを7つピックアップした。

【A】取り扱い分類は数字が小さいほどリスク高

 健康被害を生ずる可能性がある医薬品は、リスクの高い順に第1類、第2類、第3類と3種類に分けられる。ちなみに「第2類」という表記の「2」に□や○がついている場合は、第2類のなかでもとくに注意が必要な「指定第2類医薬品」をさす。

【B】危険なのみ合わせ一覧はここに明記

 併用禁止の医薬品など、禁忌事項は説明文書のいちばん目立つところに明記されている。服用前に、まずここを見る習慣をつけたい。

【C】“次の人”の対象者に当てはまったら要注意

「相談してください」とは、「積極的な服用はすすめないが、やむを得ない場合は、医師や薬剤師に聞いてから慎重に服用すべし」という意味。起こりうる副作用のリスクも書かれている。

【D】ずっと服用していいという訳ではない

 医師の指定期間分しか提供されない処方薬と異なり、市販薬の服用期間は私たちに委ねられている。だからこそ、この項目をチェックし、期間を過ぎたら直ちに中止を。

【E】薬効成分量は1日分で書かれている

 薬効成分量が多いほど強力な薬と思われがちだが、成分と分量の表記は、1回分ではなく、「1日服用した場合の含有量」が記されている。

【F】保管する方法を間違えると効果が激減

 包装シートから出して、ピルケースなどに入れ替えると湿気や日光で薬の品質が変わってしまう。また、「冷所保存」という明記がない限り、冷蔵庫に保管する必要はない。

【G】副作用がおきてしまった時のために

 適正に薬を使ったのにもかかわらず、副作用により入院治療が必要になるほどの健康被害が生じた場合は、公的な「副作用被害救済制度」を利用することもできる。

※女性セブン2020年1月16・23日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
香港の魔窟・九龍城砦のリアルな実態とは…?
《香港の魔窟・九龍城砦に住んだ日本人》アヘン密売、老いた売春婦、違法賭博…無法地帯の“ヤバい実態”とは「でも医療は充実、“ブラックジャック”がいっぱいいた」
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン
「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路とは…(写真/イメージマート)
【1500万円が戻ってこない…】「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路「経歴自慢をする人々に囲まれ、次第に疲弊して…」
NEWSポストセブン
橋幸夫さんが亡くなった(時事通信フォト)
《「御三家」橋幸夫さん逝去》最後まで愛した荒川区東尾久…体調不良に悩まされながらも参加続けていた“故郷のお祭り”
NEWSポストセブン
麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン