やはり桜を見る会で「安倍首相夫人の招待枠」があったとされる問題では、森友学園問題の時に続いて昭恵夫人が「公人」か、「私人」かが議論になった。そこで改めて閣議決定がなされた。
〈「内閣総理大臣夫人」とは、(中略)公務員としての発令を要するものではない。公人とは、一般に、公職にある人を意味するものと承知しており、他方、私人とは、一般に、公人の対義語として用いられるものと承知している。その意味で「内閣総理大臣夫人」は、公人ではなく私人である〉(同11月29日)
首相夫人は公務員ではないから、いくら国費を使っても公人としての責任や義務はないという決定だった。
※週刊ポスト2020年2月7日号