こうしたスター候補たちが本調子で大会を迎えられるかに加え、日本勢のメダル総数を左右するのが「ロシア」の動向だ。JOC関係者が明かす。
「昨年末、世界反ドーピング機関は国家ぐるみの違反をしたとして、主要国際大会からロシアを4年間除外すると決めた。東京五輪に国としての参加が認められていません。ただし、潔白を証明した選手は個人資格で出場できる。ロシア勢がどこまで出場してくるかで日本のメダル数も変わる」
グレースノート社の予想は「ロシア人選手の出場」が前提。ロシア勢の不出場を前提とすると、新体操団体、アーティスティックスイミング団体(チーム)、競泳男子200m平泳ぎなどで日本勢が金メダルへ“昇格”する。
どんな結果が待つのか。予想通りにいかないところにこそ、ドラマがある。
※週刊ポスト2020年2月21日号