「生薬の一種『ダイオウ(大黄)』も大腸の壁を黒くするメラノーシスを作ります。アロエも同様です。漢方薬局の薬剤師はもちろん、大腸を専門に診る医師でも刺激性便秘薬の危険性を知らないことが多いのです」(松生さん)
銀座薬局代表の薬剤師、長澤育弘さんは、こう補足する。
「同じく生薬の一種『センナ』の成分であるセンノシドを使った便秘薬も刺激性に分類でき、長期連用するとやはり自力での排便ができなくなる。使うなら、依存性がない酸化マグネシウム系の便秘薬がいいでしょう。処方薬・市販薬ともに普及しています」
※女性セブン2020年3月12日号
便秘薬は漢方だとしても…