午前11時45分、店に客を迎えいれる。センスのいい店内の大テーブルには澤清嗣の花器が鎮座。
味だけでなく雰囲気も極上
この日の蕎麦粉は色味を重視して、北海道産。「挽きたて、打ちたて、茹でたて」の「三たて」が信条。約30秒で茹で上げた蕎麦は、「味がわからなくなるから冷やしすぎない」とのこと。せいろは1150円。
せいろ(1150円)
「人参の天ぷら」(850円)は、栃木の農家から直送の葉付き泥付きの人参の旨さに尽きる。「人参嫌いの人でも食べられます」。
栃木の人参を使う
フキノトウとジャガイモも盛られる「穴子天ぷら」(1650円)。銀座の名店「てんぷら近藤」などに通って極意を吸収した。
銀座の名店の極意を学んだ
冷酒は、静岡の「磯自慢」の本醸造、純米、純米吟醸のみ。「磯自慢が好きで、ウチ用にタンク一本造ってもらっている」。あてには「焼きみそ」(620円)がよく合う。
酒にもこだわり抜く