学習院女子でトップレベルの成績という愛子さま(撮影/JMPA)
愛子さまは「学習院女子でトップレベルの成績で、偏差値は70~72ほど」(進学塾関係者)というほどの高い能力をお持ちだ。それでも学習院大への内部進学を選ばれたのは、「皇族方を受け入れるのに慣れている」(学習院関係者)という警備上の都合もさることながら、前述のように陛下の強い影響を受けたのは間違いない。
「とにかく仲のいい父娘なんです。年頃の女の子で、あれだけ父親になんでも相談できるのは珍しいと言っていいかもしれない。
何気ないテレビドラマの話から、学校のこと、勉強のこと、なんでもお話しされる。両陛下が不在のところで職員が愛子さまのお手伝いをすると、後から両陛下が必ず『先ほどは愛子のためにありがとうございました』とお礼を伝えてくださいます。愛子さまがすべてお話しされているからでしょう」(宮内庁関係者)
「天皇の第一子」としてお生まれになり、“将来は女性天皇に”という声が大きかったことも事実だ。万が一にも自分が将来の天皇になるかもしれない、そうでなければ結婚して皇籍を離れる──そんな不安定なお立場がどれだけの重圧であるかは想像を絶する。
「愛子さまはそれでもご自身の境遇を受け入れ、陛下から多くを学ぶことを選ばれました。顔を背けることも、父の歩いた道から外れることもできたはずです。しかし、陛下の父親としてのお人柄もあったでしょうが、愛子さまは“陛下の背中を追う”という大きな決断を、18才の春にされたのです」(前出・宮内庁関係者)
安倍政権が女性天皇について議論することを放棄したことにより、この先何十年かは女性天皇が実現することはないだろう。愛子さまが自由な大空に大きく羽ばたく春になることを願うばかりだ。
※女性セブン2020年3月19日号