家でできる正しいストレッチを覚えることも重要。猫のストレッチは肩を後ろから抱くように持ったら、上体を後ろに倒す。獣医師団体「Team HOPE」のウエブサイトでストレッチ動画が見られる。
さらに、食事や飼育環境などのアドバイスも行われる。
「ジャンプ力や瞬発力も衰えるので、着地に失敗してけがをしないようにマットや柔らかく滑らないカーペットを敷いてもらったり、高い場所に上れなくなるので、キャットタワーは低めのものにしたりするなどの指導を行います」
特に室内飼いの猫は運動不足になりやすいため、足腰の衰えも早い。動かさないと筋肉は硬くなり、柔軟性が失われるので、それを防ぐためのマッサージやストレッチも指導しているという。
リハビリのために病院に通うのは大変だが、マッサージやストレッチなら自宅でもできる。日頃のケアで、愛猫の健康寿命を延ばしてあげたい。
※女性セブン2020年3月19日号