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医師が解説する昼寝のポイント「1時間以上はNG。浅く、短く」

昼寝と認知症との関係は?

 夜なかなか寝つけない、という悩みについては、まず生活習慣を見直すべきだというのは、1981年に日本で初めて睡眠障害の専門外来を開設した久留米大学医学部神経精神医学講座の教授で同大学学長を務める内村直尚医師だ。

「朝起きてから外の光を浴び、脳の松果体からメラトニンという眠りを促すホルモンが分泌されるまでの16時間は横たわって寝ないようにしましょう。昼寝は30分以内が理想的ですが、ソファでうとうとする程度に。1時間以上の昼寝はNGです。中高齢者が1時間以上の昼寝をすると午後の活動性が低下し、夜の睡眠が浅くなって昼夜逆転の原因にもなります。昼寝は浅く、短くがコツです」(内村氏)

 なお、30分以内の昼寝をする人は認知症になりにくく、1時間以上の昼寝をする人は2~3倍、認知症になりやすいというデータが国内外で出ているそうだ。

 ちなみに、内村氏は新型コロナウイルス対策に効果的なのが、しっかりと睡眠をとることだと説く。

「睡眠不足は感染だけでなく、発症や重症化の大きな要因になります。いい睡眠が免疫力を上げてくれることは判明しており、睡眠は食事による栄養とともに免疫力をつくる基本となります。ストレスがかかると免疫力が下がるのも、ストレスによって睡眠の質が悪化し、それにより免疫力が低下するからです」(同前)

 人間が生きていくうえで基本ともいえる睡眠。その重要性は我々が考えているよりもはるかに大きいといえる。

※週刊ポスト2020年3月20日号

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