しかし、病院に行けば診察料や処方箋料、薬局でも調剤料や指導料がかかる。いつも服用している薬が零売薬局の販売対象で、かかりつけの病院には通院したくないが、薬がすぐ必要という場合には有効な選択肢になる。
ちなみに、新型コロナに有効な可能性のあるインフルエンザ治療薬「アビガン」は「海外から自己責任で個人輸入する方法はあるものの、基本的には臨床試験を実施している医療機関で処方を受けるしかない」(長澤氏)。
日本の医療制度のなかの選択肢をきちんと知っておくことが、命を守ることにつながる。
※週刊ポスト2020年4月3日号