「目玉焼き」「ゆで卵」「ポーチドエッグ」。簡単そうで意外と深い、見た目や食感、おいしさを極める調理ポイントをたまごソムリエの友加里さんに聞いた。
卵は安価な食材ながら、ビタミンCと食物繊維以外のすべての栄養素がバランスよく含まれる“完全栄養食品”。
「焼いたり、ゆでたりはもちろん、いろんな調理を楽しめるので飽きない食材です。健康のためにも、毎日の料理にどんどん、取り入れてほしいですね」(友加里さん)
◆目玉焼きを極める
【1】焼く前に塩ひとつまみ
フライパンにサラダ油適量を熱したら、塩ひとつまみを振り入れる。卵を焼いた上から塩を振ると黄身の色が変わりやすいため。
【2】低い位置から割る
フライパンに近い位置で、卵をそっと割り入れる。白身が広がりにくく、形が整う。濃厚卵白を箸でならせば、より火が通りやすい。
【3】ふたはせず弱火で焼く
弱火で黄身の周りの白身が固まるまでじっくり焼くと濃厚な味わいに。ふたをして蒸し焼きにすると早く焼けるが黄身に白い膜が張る。
●のせるだけ! トースターで手軽に
「お好み焼き風目玉焼き」の作り方
【材料】(1人分)
卵:1個
ピザ用チーズ:20g
揚げ玉:10g
紅しょうが:10g
ソース:小さじ2
削り節:適量
青のり:適量
【作り方】
【1】クッキングシートにピザ用チーズをドーナツ状にのせる。
【2】【1】のチーズの上に揚げ玉と紅しょうがを散らして、ソースをひとまわしする。
【3】【2】の真ん中に卵を割り落としたら、トースターで5~8分焼く。
【4】【3】に青のりと削り節を振りかける。