英サウサンプトン大学の調査によると、女性で握力25kgを下回ったら、体や認知機能の衰えを認識するサインだという。秋葉原駅クリニックの佐々木欧さんが話す。
「筋力の低下は寿命の低下と関連します。ただし、歩く速度や体幹筋力など、全身の筋力が関係しているため、一概に握力だけで判断はできません。当然、握力だけを鍛えたからといって寿命が延びるわけでもありませんが、筋力を把握することは、自分の健康状態を知る1つの目安になるでしょう」(佐々木さん)
ペットボトルのキャップを開けづらくなったら危険信号と覚えておこう。肥満の数値も、若いときからの増減の幅によって危険度がわかる。
「目安として、BMI(体格指数)値が23を超えると、健康に悪影響という報告があります。 欧米人は体重が5kg増えると危険ともいわれますが、アジア人はもともとがやせ型の人が多いので、20才の頃と比べて、10kg以上体重が増えたら注意と考えた方がいいでしょう」(佐々木さん)
ただし、決して「10kgまでなら太ってもいい」というわけではないのでご注意を。
※女性セブン2020年4月16日号