息子2人が今年、難関校に合格(左から、次男のれんくん、長女のあんちゃん、長男のはるくん)

「二人三脚で受験を乗り越え、合格を勝ち取る、そういう親子では全然なかったですね。ただ、塾の授業がない日も毎日自習室へ行っていたので、週7日のお弁当は欠かさず作っていましたね」

◆「思春期のイライラ撃退弁当」

 尻を叩くのではなく「サポート」に徹したというみきママだが、ブログではたびたび反抗期の悩みも打ち明けていた。

「長男の自主性に任せていましたが、何しろ思いっきり思春期真っただ中で。私はサンドバッグのように受け止めていました。せめて手作りのお弁当や帰宅後のご飯はおいしいものをと心がけていたかな。

 賢くなる栄養素は、カルシウムとレシチンとビタミンCです。カルシウムは頭の回転を高める、レシチンは 記憶力アップ、ビタミンCは カルシウムの吸収を高めて、精神を落ち着かせてくれるから集中力アップになるんです」

 長男も次男も受験勉強が続くとイライラした様子を見せる。そんな姿に自分が苛立たないよう、自らの食事にも気を使った。

「カルシウムには興奮を抑えて気持ちを落ち着かせる効果もあります。しらすを食べてイライラを解消したりしていました。しらすはいいんですよ! 長男がご飯を食べるときにも一緒に食卓に座ること、これも絶対にしていました」

◆寂しくさせない「電気を消すタイミング」

 長男が塾から帰宅するのは毎日夜10時半過ぎ。みきママは温かいご飯を食べられるようタイミングを見計らう。そして一緒に食卓につく。

「“早く食べなさい”とは言わずに、今日は何を勉強したか、何を頑張ったのかという話を、毎日聞いていました。ストレス解消になったらいいなと思っていたんですね」

 幼稚園の娘に夕飯を食べさせ、お風呂に入れて寝かしつけてから、中学受験組の次男の夕飯、そして長男の夕飯準備。いつも温かいご飯を振る舞うのも一苦労だが、就寝時間にも苦労があったという。夕飯後、勉強などをこなした長男が就寝するのはいつも深夜0時をまわっていた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン