芸能

芸能界復帰のウエンツ瑛士 英国留学を経て開いた「心の扉」

役者としての活躍にも期待

 英国ロンドンでの留学から帰国したタレントで俳優のウエンツ瑛士(34才)が、およそ1年半ぶりに芸能界へと復帰した。舞台と語学を学んだ彼は、役者として今後どのような活躍をみせるのだろうか。

 2018年8月28日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『火曜サプライズ』で、ロンドンへの留学を発表したウエンツ。同番組で「3年前から、いつかイギリスのロンドンで舞台に立ちたいという夢を持ち始めた」と心境を明かした彼は、「帰ってきてから全力で日本で暴れまわりたいと思います」と決意を表明していた。

 ウエンツが芸能活動を一時休止したのは、実はこれが初めてではない。幼少期よりモデルや俳優として活躍してきた彼は、1995年から2000年にかけてレギュラー出演したNHKの人気子供番組『天才てれびくん』卒業後、一時的に“引退”していたのである。

 当時10代半ばにして、芸能活動を続ける意味を見失い、やる気が落ちてしまったらしい。だが約1年半のスパンを置いて、高校入学後に復帰を果たすことになる。ウエンツのために仕事を取りに行くマネージャーの姿に心を打たれ、真剣に芸能活動に取り組もうと決心したのだという。

 芸能界復帰後の2000年以降、彼は音楽活動やタレント業と並行しつつ、森蘭丸役を演じたNHK大河ドラマ 『利家とまつ』(2002年)をはじめ、映画やドラマでも才能を発揮していく。なかでも主演を務めた2007年の映画『ゲゲゲの鬼太郎』での演技は高く評価され、第31回日本アカデミー賞の新人俳優賞にも輝いている。

 そんなウエンツは4月21日に放送された『火曜サプライズ』のなかで、今回の留学経験を通じて最も変化したことについて「自分をすごく好きになりましたね」と語り、次のように続けていた。

「自分を好きになってもいいんだってことに気付かせてもらったんです。(日本では)自分でやったというのはおこがましいという考え方が強いと思うんですよ。それはある種大事なことで、自分で達成したと思うなと、人の力を借りてできたと。もちろんその通りなんだけど、まずは自分が頑張った。自分を認めてあげて、褒めてもいいんじゃないか」

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