◆「晩酌」よりも「昼酒」
飲酒は「タイミング」も重要だ。秋津医院院長の秋津壽男医師がいう。
「寝る直前に飲酒する人は、アルコールの利尿作用で夜中に目が覚めて良質な睡眠を妨げたり、酒量が増えて依存症になるリスクも高まります。
起きているうちにアルコールを分解するためには、就寝する2時間前に飲酒を終えるか、いっそお昼にお酒を飲むほうが望ましい。その際、適量にとどめたほうがよいのは言うまでもありません」
◆アルコールの分解を促進する「つまみ」
お酒の種類や量、時間帯だけでなく「つまみ」にも気を配りたい。望月氏は「飲酒時はつまみを賢く食べることで体へのダメージを抑えられる」と指摘する。
「たんぱく質を豊富に含んでいる枝豆を飲酒時につまみとして食べると、体内で分解されたアミノ酸が肝臓のアルコール分解をサポートし、肝臓の負担を軽くしてくれます。冷ややっこやゆで卵なども枝豆と同様のたんぱく源になるのでつまみに最適です」
※週刊ポスト2020年5月8・15日号