スポーツ

スケート選手がYouTubeで魅力語るすけとーく、初期費用2万

人気の学生スケーターたちが普段、話しているところが垣間見られる

 いま、トップアスリートたちが次々とYouTubeチャンネルを開設している。コロナ禍で、練習がままならない中でも、自宅でできるトレーニングやプライベートな一面を披露。画面から語りかけるその姿に、ファンとの距離が縮まっている。

 その中で、現役を引退した選手たちがスケートの魅力を語り合う『すけとーく』にも注目が集まっている。運営するのは、全日本選手権に出場し、いまもなお、スケートファンから絶大な支持を集める男子フィギュアスケーターの梶田健登さん(23才)と森望さん(24才)だ。

 トップスケーターたちの技術のすごさや選手の試合時の心境までが現役時代とは違う一歩引いた目線で語られる。昨年行われた全日本選手権の振り返り解説は、3か月で3万回以上、再生された。

「SNSをチェックして、スケオタ(スケートオタク)さんたちの間で話題になっていることをトークテーマとして取り上げることもあります。以前、ツイッターで、“手拍子は選手たちにとって迷惑なんじゃないか”という話が盛り上がっていて、これはネタにできるぞと思い、取り上げました」(梶田さん)

 撮影はiPhone専用マイクと照明をネット通販でそろえ、初期費用は2万円ほど。これでショーの撮影や現役選手たちのインタビューも行う。

「今年2月に東京都西東京市で開催された明治大学と法政大学の学生選手たちを中心としたアイスショー『明治法政ON ICE』をライブ配信しました。

こちらは今シーズンで現役を引退するトップクラスの選手たちのラストショーでもあったのですが、会場に足を運べなかったファンからは、“配信してくれてありがとう”、選手たちからも“取り上げてくれてうれしかった”といろいろなお礼を言われ、あのときはYouTubeをやっていてよかったと思えた瞬間でした」(森さん)

 ショーの様子はのちにアーカイブで投稿され、再生回数は1か月で1万9000回以上にも上った。

 YouTubeを通せば、トップアスリートたちの手ほどきをいつでもどこでも、自由に、しかも無料で見られるという時代になった。Stay Homeのいまだからこそ、じっくりと見たい。

※女性セブン2020年6月4日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
スポーツアナ時代の激闘の日々を振り返る(左から中井美穂アナ、関谷亜矢子アナ、安藤幸代アナ)
《中井美穂アナ×関谷亜矢子アナ×安藤幸代アナ》女性スポーツアナが振り返る“男性社会”での日々「素人っぽさがウケる時代」「カメラマンが私の頭を三脚代わりに…」
週刊ポスト
NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦した大谷翔平と真美子さん(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平がバスケ観戦デート》「話しやすい人だ…」真美子さん兄からも好印象 “LINEグループ”を活用して深まる交流
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「服装がオードリー・ヘプバーンのパクリだ」尹錫悦大統領の美人妻・金建希氏の存在が政権のアキレス腱に 「韓国を整形の国だと広報するのか」との批判も
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《私には帰る場所がない》ライブ前の入浴中に突然...中山美穂さん(享年54)が母子家庭で過ごした知られざる幼少期「台所の砂糖を食べて空腹をしのいだ」
NEWSポストセブン
亡くなった小倉智昭さん(時事通信フォト)
《小倉智昭さん死去》「でも結婚できてよかった」溺愛した菊川怜の離婚を見届け天国へ、“芸能界の父”失い憔悴「もっと一緒にいて欲しかった」
NEWSポストセブン
再婚
女子ゴルフ・古閑美保「42才でのおめでた再婚」していた お相手は“元夫の親友”、所属事務所も入籍と出産を認める
NEWSポストセブン
54歳という若さで天国に旅立った中山美穂さん
【入浴中に不慮の事故】「体の一部がもぎ取られる」「誰より会いたい」急逝・中山美穂さん(享年54)がSNSに心境を吐露していた“世界中の誰より愛した人”への想い
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《真美子さんのバースデー》大谷翔平の “気を遣わせないプレゼント” 新妻の「実用的なものがいい」リクエストに…昨年は“1000億円超のサプライズ”
NEWSポストセブン