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2020.05.29 07:00  週刊ポスト

鎌田實医師 自粛生活でも脳を刺激する7つの生活習慣を提案

【7】離れて、つながる

 いちばんの認知症予防は、人や社会とつながっていることだ。チューリッヒ大学の研究によると、ボランティア活動をしている人は、側頭葉の脳細胞が多いという。

 感染予防のために人と集うことは難しくなったが、離れていてもつながる方法を工夫して、1%でいいので、だれかのために、できることをしてみることが、認知症予防になる。

 来月、ぼくは72歳になる。人の名前が出てこないことが多くなった。認知機能を健全に保つにはどうしたらいいのか、ぼく自身が実践していることを『認知症にならない29の習慣』(朝日出版社)という一冊にまとめた。

 今回紹介した習慣以外にも、スクワットや速遅歩きなどの運動や食事の仕方、認知症のリスクを下げるための血圧と血糖値の管理などを紹介している。自粛生活は認知症リスクが高まるということで、急きょ、自粛生活中の注意も書き加えた。

 認知症予防と新型コロナ自粛生活は、丁寧に暮らしながら、自分を楽しませることが大事という点でよく似ている。今後、大きく変化するポスト・コロナの世界は、傷跡も大きいだろう。しかし、価値観の転換によって、もっとおもしろく生きるチャンスもある、そう思って今を過ごしている。

●かまた・みのる/1948年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、長野県の諏訪中央病院に赴任。現在同名誉院長。チェルノブイリの子供たちや福島原発事故被災者たちへの医療支援などにも取り組んでいる。著書に、『人間の値打ち』『忖度バカ』など多数。

※週刊ポスト2020年6月5日号

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