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2020.05.29 07:00  週刊ポスト

鎌田實医師 自粛生活でも脳を刺激する7つの生活習慣を提案

【4】情報とも社会的距離を置き、じっくり考える

 テレビをつけると新型コロナのことばかりやっている。同じ専門家が同じようなことをワイドショーで話している。もっと切り口を変えられないものか。一日中、受け身で見ていると、不安ばかりが募っていく。心は疲れるばかりだ。

 飛沫感染の予防のためには人と2の距離をとることが大事だが、情報とも距離をとったほうがいい。テレビの情報を鵜呑みにしないで、何が重要なことなのか、自分なりに一度じっくり考えてみる必要がある。

 できたら新型コロナ以外のことにも関心を向けたい。ぼくは、新聞を読んだら、その日のキーワードになりそうな単語を4つ選んで記憶するようにしている。新しい言葉を覚える記憶の訓練にもなるし、社会の出来事に関心をもつきっかけにもなる。

【5】感動は言葉や文章にして表現する

 今まで読めなかった本を読んだり、サブスクリプションサービスで映画やドラマを見る人も多いだろう。ぼくも、気に入っている小説や、なつかしい映画を見直したりして楽しんでいる。

 そして、気に入った文章や映画のセリフなどは、メモしておいて暗誦できるようにしている。今は行きたいところも行けない、会いたい人にも会えないが、コロナ後の生き方を意識しながら、田村隆一の詩や空海の言葉、哲学者アランの言葉などを考えている。

【6】楽しいこと、好きなことにこだわる

 認知症の一般的な症状にアパシーがある。何事にも無関心で、無気力になることだ。人間は何かしようという意欲があってはじめて行動する。その意欲が低下すれば、身体機能も認知機能も低下していく。

 脳は楽しいこと、好きなことをすると活性化するので、何か夢中になってできる趣味を見つけるようにしたい。仲間と一緒に楽しむ趣味はこの時期、難しいかもしれないが、一人でできるものとして、古典や数学、世界史などの学び直しもおすすめだ。

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