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コロナ禍おこもりで睡眠・食事が健康的に、肌荒れ改善も

ノーメイクの人が増え、化粧品の売り上げが減

 外出できない、収入が減った、家族ともめ事が増えた――前代未聞の外出自粛期間は、たしかにストレスフルだった。ただ、昔から禍福は糾える縄の如しという通り、「自粛も案外悪くなかった」と感じる人もいるし、実際にそんな研究や統計もある。意外なところに「不幸中の幸い」は転がっていた。

「コロナ太り」に悩む人がいる一方で、毎日の食事が健康的に変化したという人も少なくない。タレントの渡辺直美(32才)も、外出自粛の影響で自炊を始めたことにより、体重が5kg減ったとテレビ番組で報告した。

 ちくさ病院内科医の近藤千種さんはこう分析する。

「仕事が忙しく、外食や買い食いが多かった人ほど、高脂肪、高カロリーな欧米型の食生活に偏りがちでした。しかし、営業自粛で開いている店が減れば、自然と家で食事する機会が増えます。コンビニのおにぎりで手っ取り早く済ませていた食事が、炊飯器で炊いた米と、バランスのいいおかずに変わってきたのでしょう」

 緊急事態宣言が発出された直後は、スーパーから食品が消える買い占め騒動も起こった。一方で、売り上げが減少したものもある。

 全国のドラッグストアなどを対象とした調査では、口紅やファンデーションといった化粧品の売り上げが軒並み低下。在宅中はノーメイク、外出時はマスクを着用するため不要になったことが大きい。

 食事、睡眠の改善とも相まって、自粛期間中に「肌荒れが治った」という声は多い。

「皮膚細胞はつねに呼吸しているので、ノーメイクの時間が増えたことは肌に好ましい。外出しないことで、紫外線によるダメージが減ったことも影響します。ゆっくりお風呂に入ったり、肌のお手入れに時間をかけたり、自分のために使える時間が増えたこともいい効果です」(近藤さん)

※女性セブン2020年6月11日号

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