国際情報

武漢ウイルス研究所の女性所長、突然の登場背景に米中衝突か

これからスポークスマンとして頻繁に登場するか(武漢ウイルス研究所HPより引用)

「新型コロナの発生源が武漢ウイルス研究所というのはでっち上げだ」。ウイルスの発生源を巡って米中が火花を散らす中、突如口を開いたのがその研究所所長である王延軼(ワンエンイー)氏だった。

 5月24日に中国・国営中央テレビに登場し、強い口調と若々しい見た目のギャップが注目を集めた。39歳の若さでトップに就く彼女の素性とは? 『新型コロナVS中国14億人』(小学館新書)の著者で経済ジャーナリストの浦上早苗氏が語る。

「彼女は北京大学卒で、2012年に同研究所に入った後、3年で副所長になり、そのまた3年後に所長へ就任。エリートには違いありませんが、同研究所は一地方機関にすぎず、彼女が就任した際もそこまで話題にはならなかった。

 ただし、今回のコロナ騒動で彼女に目が向けられ、経歴が明らかになる中で、14歳年上で武漢大学の副学長を務め研究者として名高い夫にも注目が集まっています。彼女が北京大学に入った頃、夫も北京大学大学院に特任教授として在籍しており、その時に教え子として知り合い結婚したとされている。そのことから彼女のスピード出世には、夫による裏の力が働いているのではという批判的な書き込みがネットで出回っています」

 中国で感染が拡大した2月には、首都医科大学学長が彼女の夫にSNSで「彼女の研究レベルはまだ低い」「多くの研究者たちも彼女をリーダーとして認めていない」などと苦言を呈している。

関連記事

トピックス

父娘ともにお互いを利用せず活動を続ける(Xより)
《あざと女王の森香澄アナ(29)ショック》「放送作家の実父」経営のラーメン店がオープン4カ月、『がっちりマンデー!!』放送直後に廃業の意外な理由
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
六代目山口組の機関紙『山口組新報』、自虐ネタが消え〈物価高 嫁のやりくり ブッダかな〉〈値上げだと? 家の家計 音を上げる〉と経済苦を嘆く
NEWSポストセブン
ベネチア国際映画祭に出席した北野武
《約1000人が笑いの渦に》北野武監督「テスト形式の作品」がベネチアの地で大絶賛
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《「根拠のない情報」発言の真相》宮内庁の幹部たちが最も否定したいのは悠仁さまの「進学先」ではなく、「成績不振報道」だった 東大農学部とは“相思相愛”か? 
女性セブン
ヤマハ発動機の日高元社長(共同、時事)
《娘に切り付けられ退任》ヤマハ発動機社長、事件前に目撃されていた“父娘の散歩” 名古屋出身も「俺はトヨタよりこっちのほうが…」見せていたバイク愛
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告と父・修被告
「俗に言う“お持ち帰り”をされた」「最後の行為でゴムを取られて…」父・田村修被告が証言した“瑠奈被告と被害男性のプレイ詳細”
NEWSポストセブン
優勝決定後、デコピンを抱きかかえる大谷翔平と真美子夫人(写真/AFLO)
【担当者が“管理できない!”と悲鳴】大谷翔平にファンレターやプレゼントが殺到、球団が異例の「贈り物禁止令」を通達 
女性セブン
容疑者
「お前が妹を殺してさあ!」瑠奈被告が絶叫した“永遠の7分間” 父・修被告は「妹とは瑠奈の魂です」と証言【ススキノ第4回公判】
NEWSポストセブン
映画『カリブ・愛のシンフォニー』の製作発表に出席したふたり('84年11月)
《旅サラダを卒業》「常にトレンディー」「共演者を気遣う」「ダジャレも歓迎される」“愛されるMC”だった神田正輝の魅力
女性セブン
逮捕された伊佐山容疑者(左)と摘発されたハプニングバー「Nocturne」
《錦糸町のハプニングバー摘発》「20代男女が昼から乱倫パーティ」女性向け人気セラピストだった経営者による「集客方法」で会員数は2000人規模に
NEWSポストセブン
眞鍋政義氏の不倫相手・A子さんと遠征先で会食していた川合会長
バレーボール協会・川合俊一会長、眞鍋政義氏と不倫女性を交えて“貸切り会食”していた 店舗に飾られていた「疑惑のサイン」本人を直撃
NEWSポストセブン
日赤へのご就職から半年が経った愛子さま(9月、東京・千代田区。撮影/JMPA)
《愛子さまが“黒柳徹子ゆかりの美術館”を訪問》40年以上前から続く黒柳徹子と皇室の縁、美智子さまとの深い交流 
女性セブン