国際情報

武漢ウイルス研究所の女性所長、突然の登場背景に米中衝突か

武漢ウイルス研究所(写真/共同通信社)

 そんな女所長がなぜ今になって表に出てきたのか。米中の情報戦を取材する国際ジャーナリストの山田敏弘氏が推測する。

「アメリカは中国によるプロパガンダの一環とみなしています。トランプ米大統領への反撃のメッセージでしょう。

 中国メディアには同時期に、同じ研究所でコロナウイルスを研究してきた“コウモリ女”こと石正麗氏が登場し、流出説を否定しました。石正麗氏が『中国から機密文書を持ち出して米国に亡命した』という情報が飛び交っていたため、火消しのためにメディアに登場させたのではないか。

 対するトランプ大統領は来る大統領選に向けて対中強硬路線を利用するつもりのため、両国の対立はますます激化していくことが予想されます」

 米中衝突は封じ込めならず、拡大の一途を辿ることになりそうだ。

※週刊ポスト2020年6月12・19日号

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