ライフ

冷凍食品の炒飯、プロが実食判定 コンビニは苦戦?

中華料理店の品格を感じる本格派。ニチレイフーズ『本格炒め炒飯』

 在宅ワークが続き、少しでも手間を省きたい人々にとってありがたい存在の冷凍食品そこで、人気の冷凍食品をその道のプロに実食してもらい、4項目5点満点(満点は60点)で評価してもらった。ガチでおいしい冷凍食品はどれだ? 今回は「炒飯」を判定する。

【実食したプロ3名】
菰田欣也さん/ファイヤーホール4000、4000 Chinese Restaurant 店主。巨匠・陳建一の元で四川料理を極め、2018年に独立。火鍋専門店と四川料理レストランのオーナーシェフに。レシピ本の著書多数。

管理栄養士・川村郁子さん/病院勤務を経て、独立。栄養専門学校講師やサイト運営で食に関する情報を発信。冷凍食品にも詳しい。

冷凍食品ジャーナリスト・山本純子さん/ウェブサイト『冷凍食品エフエフプレス』編集長。冷凍食品の取材を38年続け、進化の様子を見てきた。

●炒飯
 定番人気のため、いまや数十種類以上の商品が発売され競争も激しい。「コンビニPB系も有名メーカーが製造していますが、コストカットで質の差がハッキリ出ています」(山本さん)。

◆ニチレイフーズ『本格炒め炒飯』
450g 268円(編集部調べ)

総得点:58点

【菰田さん】
米のパラパラ感:5点、香ばしさ:5点、具のボリューム:5点、味のバランス:5点
合計:20点
「お店のように全体に卵がきれいに散っていてご飯にもコーティングされ、品があるね。甘めのチャーシューは広東風の本格派」(菰田さん)

【川村さん】
米のパラパラ感:4点、香ばしさ:5点、具のボリューム:4点、味のバランス:5点
合計:18点
「シンプルで香ばしく、塩分控えめなのもうれしい」(川村さん)

【山本さん】
米のパラパラ感:5点、香ばしさ:5点、具のボリューム:5点、味のバランス:5点
合計:20点
「煮汁まで使う自家製チャーシューは旨みたっぷり」(山本さん)

◆マルハニチロ『あおり炒めの焼豚炒飯』
450g 298円(編集部調べ)

総得点:51点

【菰田さん】
米のパラパラ感:4点、香ばしさ:4点、具のボリューム:4点、味のバランス:4点
合計:16点
「全体的にニチレイの方が格上。卵の塊はやや大きめで、少しボソボソ」(菰田さん)

【川村さん】
米のパラパラ感:4点、香ばしさ:4点、具のボリューム:4点、味のバランス:4点
合計:16点
「塩分が少し多め」(川村さん)

【山本さん】
米のパラパラ感:5点、香ばしさ:5点、具のボリューム:4点、味のバランス:5点
合計:19点
「赤坂璃宮オーナーの炒飯づくりに関するデータを数値化し、再現できる機械を作る徹底ぶり。それゆえに本格的な炒め感アリ」(山本さん)

◆セブン-イレブン『直火炒め極上炒飯』
300g 298円

総得点:50点

【菰田さん】
米のパラパラ感:5点、香ばしさ:5点、具のボリューム:3点、味のバランス:4点
合計:17点
「ご飯を炒めた香ばしさが強いけれど、具はそこまで目立たない印象」(菰田さん)

【川村さん】
米のパラパラ感:4点、香ばしさ:4点、具のボリューム:3点、味のバランス:4点
合計:15点
「卵がふわふわ」(川村さん)

【山本さん】
米のパラパラ感:4点、香ばしさ:5点、具のボリューム:4点、味のバランス:5点
合計:18点
「お米が一粒一粒際立っています。コンビニ商品でこのクオリティーなら満足」(山本さん)

関連記事

トピックス

「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(容疑者の高校時代の卒業アルバム/容疑者の自宅)
「軍歌や歌謡曲を大声で歌っていた…」平原政徳容疑者、鑑定留置の結果は“心神耗弱”状態 近隣住民が見ていた素行「スピーカーを通して叫ぶ」【九州・女子中学生刺殺】
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン