ライフ

サイズ約1.5倍 最上級青鰻のみを使用する小田原の名店

上うな重(きも吸、お新香付き)5940円

 相模湾に面し、江戸時代は東海道五十三次の宿場町としても栄えた小田原。古くから旅人がスタミナ食として鰻を食した背景もあり、市内には数々の鰻料理の名店が存在する。

うなぎの割きたてのきも 880円

 小田原駅から箱根登山電車に乗り換え、風祭駅で下車。開店前から行列ができる大人気店「うなぎ亭 友栄」は国道1号線沿いにあり、駅から徒歩約8分で到着した。店では、一般サイズの約1.5倍(約300グラム)の希少な最上級の青鰻のみを使用。

開店前から行列ができる「うなぎ亭 友栄」

 全国各地から厳選した鰻を地下100メートルから汲み上げる箱根山系の流水で3日以上洗い続けてから焼く。1尾ごとにタレも焼き加減も調整して仕上げる。

 白焼きして蒸した後、タレを4度づけして焼き上げた鰻が1尾のる「上うな重」は、ふたを開けた瞬間、その身の厚さと大きさに驚く。口に入れると、ふわふわとした食感と香ばしさに思わず笑みがこぼれた。

北条氏統治の時代からの歴史を感じる

 入店時間がきたら電話で呼び出してくれるので、近くの「鈴廣 かまぼこの里」で観光や買い物をしながら鰻料理を待つ時間も楽しい。食後は約3キロ離れた小田原城址公園、箱根湯本へ散策に訪れたい。

鈴廣 かまぼこの里で買える「謹上蒲鉾 白」1188円

箱根湯本駅そばの箱根湯本温泉 かっぱ天国の露天風呂

●うなぎ亭 友栄 神奈川県小田原市風祭122
【営業時間】10時~17時(L.O.)【定休日】木、金※事前に鰻の取り置きはできるが、席や時間の予約はできない。土日は開店と同時に売り切れる場合もあり、前日までの事前連絡が望ましい
上うな重(きも吸・お新香付き) 5940円、うなぎの割きたてのきも 880円

◆撮影/岩本 朗・中庭愉生、取材・文/上田千春

※週刊ポスト2020年7月24日号

関連記事

トピックス

麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
当時の水原とのスタバでの交流について語ったボウヤー
「大谷翔平の名前で日本酒を売りたいんだ、どうかな」26億円を詐取した違法胴元・ボウヤーが明かす、当時の水原一平に迫っていた“大谷マネーへの触手”
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
《同居女性も容疑を認める》清水尋也容疑者(26)Hip-hopに支えられた「私生活」、関係者が語る“仕事と切り離したプライベートの顔”【大麻所持の疑いで逮捕】
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
【大麻のルールをプレゼンしていた】俳優・清水尋也容疑者が“3か月間の米ロス留学”で発表した“マリファナの法律”「本人はどこの国へ行ってもダメ」《麻薬取締法違反で逮捕》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
賭博の胴元・ボウヤーが暴露本を出版していた
大谷翔平から26億円を掠めた違法胴元・ボウヤーが“暴露本”を出版していた!「日本でも売りたい」“大谷と水原一平の真実”の章に書かれた意外な内容
NEWSポストセブン
清武英利氏がノンフィクション作品『記者は天国に行けない 反骨のジャーナリズム戦記』(文藝春秋刊)を上梓した
《出世や歳に負けるな。逃げずに書き続けよう》ノンフィクション作家・清武英利氏が語った「最後の独裁者を書いた理由」「僕は“鉱夫”でありたい」
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン