芸能

『わたナギ』好調の多部未華子 結婚しても「かわいい」理由

実力と人気を兼ね備えた女優の1人(時事通信フォト)

 女優・多部未華子の主演ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(TBS系、火曜夜10時)が好調だ。多部が演じる主人公・相原メイは、製薬会社のMRとしてバリバリ働く一方で、家事や恋愛は後回しにしているアラサー独身女性。“毒親”の過干渉にも苦労させられており、仕事とプライベートの両方で悩みを抱えるヒロイン像は、現代女性たちの共感を誘うものだろう。

 劇中の華やかなファッションも好評で、視聴率は2ケタをキープ。第5話の平均世帯視聴率は14.4%と過去最高を更新した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 多部といえば、昨年11月、写真家の熊田貴樹氏との結婚を発表したことが記憶に新しい。人気女優は結婚発表にあたって多少の人気ダウンを覚悟するものかもしれないが、多部の電撃ゴールインにファンは驚きつつも、Twitter上では「多部ちゃん結婚おめでとう」という祝福の声があふれた。

 また、「2020年上半期TV-CM放送回数ランキング」女性部門で多部は第7位にランクインした(エム・データ発表)。同ランキングの2019年版では多部は20位圏内にランクインしておらず、このことからも多部の結婚発表が全くマイナスにならなかったことが感じられる。

「多部ちゃんかわいい」と男女から愛され、高い好感度を誇る彼女を形容するときによく使われる表現のひとつが「自然体」だ。普段の佇まいだけでなく、演技においても多部は“飾らない”スタンスを貫いているらしい。

『私の家政夫ナギサさん』公式サイトに掲出されたインタビューでは、「脚本がとても面白く、クスっと笑えるように描かれているので、それ以上のことをしないように心がけています。面白いと思う感情を、もっと面白く見せようとすると空回りしてしまうと思うので、そのバランスは現場で塩梅を見ながら演じています」と語っている。

 この、良い意味で我を出さない姿勢が、シアターコクーン芸術監督に就任した松尾スズキや、ケラリーノ・サンドロヴィッチといった大物演劇人からも愛され、抜擢される理由なのかもしれない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
警視庁がオンラインカジノ店から押収したパソコンなど(時事通信フォト)
《従業員や客ら12人現行犯逮捕》摘発された店舗型オンカジ かつての利用者が語った「店舗型であれば”安心”だと思った」理由とは?
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン