芸能

久保純子アナが採用面接で放った光、元NHK加賀美アナが述懐

NHKを代表するアナウンサーの印象に残った女子アナは?

 これまで数々の人気アナを輩出したNHKにおいて、加賀美幸子さん(1963年入局)は女性初の「理事待遇エグゼクティブアナウンサー」を務めた同局を代表するアナウンサーだ。「朗読の加賀美」と呼ばれるほど卓越した技術を持つ彼女が、NHKで過ごした半世紀を振り返る。

 * * *
 私が入局したのは野際陽子さんが退局された翌年です。新人時代は第5回NHK紅白歌合戦で女性初の総合司会をした福士夏江さんがディレクターに転身し、彼女が担当の音楽番組に私はしばしばナレーションで参加させていただきました。一番仲が良かったのは下重暁子さん。小柄な彼女は「この人、大きいけれど私の子分!」などと周囲に紹介して、公私ともに時間を共有しました。

 私はよく「女性初の○○」なんて言われますが、1979年に永六輔さんの番組『ばらえてい テレビファソラシド』の司会までは教育・教養係の地味な仕事をひとつひとつ重ねていました。

 私はほんの一言吹き込むだけの仕事も全て命を懸けて読んでいました。なにより間違わず読むことでスタッフから「加賀美さんとやってよかった」と言ってもらえるようプロとしての姿勢を大事にしていたんです。

 得がたい勉強の日々でした。それまで男性だけが担当していた「夜7時台のニュース」や「大河ドラマ」の語り、さらには私の冠番組と言える『くらしの1分メモ』なども始まりました。当時は「大抜擢された」という意識はなく、“時代の風が吹いたのだ”と自然に捉えていました。

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン