江東区vs大田区“仁義なき領土争い”の結末

湾岸でも領土争い

 都内のゴミ処分場として1986年に埋め立てが完了した東京湾の人工島「中央防波堤埋立地」。その領有をめぐり、江東区と大田区が長らく争っていた。

 江東区はゴミ運搬に同区の道路が使われ、騒音や悪臭に耐えてきたことを主張する一方、大田区は島の海域で古くから海苔の養殖を営んできたと主張し、平行線をたどっていた。

 両区の争いは東京地裁に持ち込まれ、2019年9月に島の8割を江東区、2割を大田区の帰属にする判決が下り、それぞれ土地に「海の森」(江東区)、「令和島」(大田区)と命名することで一応の決着をみた。

※週刊ポスト2020年9月4日号

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