国内

看護師座談会 患者の名前覚えない、診察嫌がるダメ医者の現実

こんな医師ばかりではないと思うが…

 新型コロナという有事を前に、医者たちの呆れた衛生観念、そして人間性が次々に露呈している。現役看護師3人が赤裸々に語り合った。

Aさん(30代):埼玉県総合病院救命救急科勤務
Bさん(40代):神奈川県大学病院救急外来勤務
Cさん(30代):神奈川県総合病院呼吸器科勤務

C:患者に対する意識が低すぎる先生は多いですよね。

A:同感! 入院患者の名前さえ覚えていないなんてザラだもの。「昨日手術したあの人さあ」とか「あの病気のあの人さあ」とか言ってくるから、「○○さんのことですか?」って聞くと、「たぶんその人」って。

B:それ、大学病院では本当に“あるある”。教授が回診した時に、明日手術の人に「手術うまくいって良かったですね~」って言っちゃったり。入院患者の情報を把握していない場合が多い。

A:急患が来た時の当直医の態度にも腹が立ちますね。何度当直室に電話しても起きないし、やっと出てきたと思ったらブスっとして、患者さんにもひどい態度を取る。

C:私も以前に大学病院で勤務していた時は全科の先生が当直でいて、救急で運ばれてきた患者さんにそれぞれの当直医が対応していました。胃潰瘍とかわかりやすい症状なら消化器内科の先生が診ますけど、目眩や頭痛みたいな症状だと「うちの科じゃないでしょ」と言って押しつけ合う。受診歴のある患者さんは受け入れるけど、初診の場合はほとんどがたらい回し。

B:コロナの疑いのある患者さんにコロナ以外の罹患の可能性が出てきた時は、他の科に併診をかける。すると他の科の先生はカルテだけ見て診察したことにする。皮膚科だと「写真撮っておいて~」と言って、写真だけ見て実際には診察しようともしない。患者さんの命をなんだと思っているんだか……。

A:もちろん本当に真摯な先生もいるし、大変な思いで現場にあたっているのはわかるから直接文句は言えないけど……。

※週刊ポスト2020年9月4日号

関連記事

トピックス

24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
新大関の安青錦(写真/共同通信社)
《里帰りは叶わぬまま》新大関・安青錦、母国ウクライナへの複雑な思い 3才上の兄は今なお戦禍での生活、国際電話での優勝報告に、ドイツで暮らす両親は涙 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン
中国でライブをおこなった歌手・BENI(Instagramより)
《歌手・BENI(39)の中国公演が無事に開催されたワケ》浜崎あゆみ、大槻マキ…中国側の“日本のエンタメ弾圧”相次ぐなかでなぜ「地域によって違いがある」
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《24歳の誕生日写真公開》愛子さま、ラオス訪問の準備進めるお姿 ハイネックにVネックを合わせて顔まわりをすっきりした印象に
NEWSポストセブン
韓国・漢拏山国立公園を訪れいてた中黒人観光客のマナーに批判が殺到した(漢拏山国立公園のHPより)
《スタバで焼酎&チキンも物議》中国人観光客が韓国の世界遺産で排泄行為…“衝撃の写真”が拡散 専門家は衛生文化の影響を指摘「IKEAのゴミ箱でする姿も見ました」
NEWSポストセブン
渡邊渚アナのエッセイ連載『ひたむきに咲く』
「世界から『日本は男性の性欲に甘い国』と言われている」 渡邊渚さんが「日本で多発する性的搾取」について思うこと
NEWSポストセブン
“ミヤコレ”の愛称で親しまれる都プロにスキャンダル報道(gettyimages)
《顔を伏せて恥ずかしそうに…》“コーチの股間タッチ”報道で謝罪の都玲華(21)、「サバい〜」SNSに投稿していた親密ショット…「両親を悲しませることはできない」原点に立ち返る“親子二人三脚の日々”
NEWSポストセブン
世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン