国内

総理大本命・菅義偉氏はどんな人? 下戸でパンケーキ好き

素顔の菅官房長官とは(時事通信フォト)

「アルコール:全然ダメ」「好きな食べ物:甘いもの・めん類」──菅義偉・官房長官のかつての名刺の裏には、こんなプロフィールが書かれていた。好きな言葉は「意志あれば道あり」。いまや“ポスト安倍”の大本命になった菅官房長官の人となりを紹介しよう。

 秋田県のいちご農家に生まれ育ち、高校卒業後に集団就職で上京。段ボール会社で働きながら学費を貯めて法政大学に進学し、横浜市議を経て国会議員にまでなった、叩き上げの苦労人として知られる。

 昼食は「早く済ませられる」から蕎麦が好き。5分くらいで食べ終わるのがルーティンだ。選挙の時などに地元・横浜を回るときは、マクドナルドやジョナサンでランチを済ませるなど庶民派な一面も。

 体質的にお酒はほとんど飲めず、若手記者らとの会食では「僕はアルコールまったくダメだけど、君たちは遠慮なくどうぞ」というのが定番だ。行きつけにしているホテルオークラのフレンチの名店『バロン』では、スタッフたちにも下戸なことが知られていて菅氏のグラスにはさっと水が注がれる。

 大の「甘党」で、パンケーキが好物。それでも痩せているのは、日課としている朝と夜の腹筋100回と毎朝の30~40分の散歩のおかげだろう。かつて番記者には、「散歩の時もスーツなんです。なにかあったらすぐに官邸に行かなきゃいけないからね」と語っていた。

 家族のことは、あまり知られていない。菅氏は横浜市議になる前に国会議員・小此木彦三郎氏(故人)の秘書を務めていたが、その時代に5才年下の真理子夫人と結婚。3人の息子に恵まれている。後援会関係者が語る。

「息子さんは今は3人とも民間企業に勤めていて、菅さんも政治家にさせる気はないようです。ちなみにRADWIMPSのボーカル・野田洋次郎さんは、菅さんの三男と同級生らしく、中学生の時、酔っ払った菅さんにいろんな話をしてもらったことが印象深かったそうです」

「令和おじさん」として若い世代から親しみを持たれた菅氏だが、近年は「桜を見る会」問題やモリカケ疑惑をめぐる官房長官会見での対応が大きな批判を浴びている。これまでは“番頭”として君臨してきたが、日本のリーダーとしてふさしいかは未知数だ。

 自民党は9月14日に両院議員総会を開いて総裁を決定し、17日に臨時国会を召集して新しい総理大臣を選出する方針となっている。

関連記事

トピックス

6月6日から公開されている映画『国宝』(インスタグラムより)
【吉沢亮の演技が絶賛】歌舞伎映画『国宝』はなぜ東宝の配給なのか 松竹は「回答する立場にはございません」としつつ、「盛況となりますよう期待しております」と異例の回答
NEWSポストセブン
さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかった
《さいたま市頭蓋骨殺人》「マンションに警官や鑑識が出入りして…」頭蓋骨7年間保管の齋藤純容疑者の自宅で起きた“ある異変”「遺体を捨てたゴミ捨て場はすごく目立つ場所」
NEWSポストセブン
大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン