『西部警察』には数多くの伝説がある。壊した車両は約4680台(1話平均20台)、封鎖した道路は4万500か所、壊した家屋や建物は約320軒。派手な爆発シーンで知られ、使った火薬の量は全部で約4.8トン。ケタ外れのスケールが人気を支えた。
青春ものでは『俺たちの勲章』などが人気を集めた。当時は学生運動も下火になり、情熱を失った“しらけ世代”が、松田優作さんや中村雅俊が演じる若者に共感したのだ。
その後、時代はバブル期に突入。刑事ドラマにも時代の華やかさを反映した軽妙さが求められ、『あぶない刑事』シリーズのヒットにつながった。
※女性セブン2020年9月17日号