ライフ

不快感を与える親バカの3要因は、過大評価、自己愛、幻想

親バカの“3要素”を持っていないか今一度自分を顧みよう(イラスト/ひらのんさ)

 いくつになっても子供はかわいくて、特別な存在! そんな気持ちを描くムロツヨシ(44才)が主演するドラマ『親バカ青春白書』(日本テレビ系)が人気上昇中だ。

 ムロが演じる売れない小説家・ガタローは、娘のさくら(永野芽郁)を見守るために、娘と同じ大学に入学してしまうほどの“親バカ”だが、そんなガタローに共感してしまう親も少なくなさそうだ。

 とはいえ、親バカにもいろいろなパターンがある。子供の能力を信じるあまり、非常識な行動をとってしまう母親もいる。

「お受験のために子供を通わせていた幼児教室で、ものすごい母親を目撃しました。その子は授業中に大声を出すなどかなりの問題児なのですが、母親は『うちの子はとっても素直でいい子』が口癖。

 教室でも自分の息子がいちばん賢いと信じていたようですが、希望の小学校にはすべて落ちてしまったようで。合格発表の後にお礼で教室に行ったら、その母親が先生を罵倒している声が聞こえてきました。責任をすべて幼児教室になすりつけていたようです」(40才・東京都)

 子供が小さいうちは、ある程度の親バカは仕方がないかもしれない。ところが、そのまま年を重ねてしまい、直るどころか悪化するケースもある。

「元夫が不倫したとき、義母は『モテる人の方が仕事ができるというし』とかばいました。さらには『お相手は妊娠していないの? 初孫ができるかと思ったのに』とも。離婚するか悩んでいましたが、この家族とは一刻も早く縁を切りたいと、離婚を即決できました」(47才・愛知県)

 孫見たさの暴言があれば、孫より息子という姑もいる。

「法事での食事のとき、3才の娘の服が汚れないように、私のハンカチをよだれかけ代わりにして襟元に差し込んでおきました。そうしたら、それを見た姑がそのハンカチを奪い『ネクタイが汚れるといけないから』と、夫の襟元にぐいっと押し込んだのです。40才にもなる息子を赤ちゃん扱いするなんて…。心の底からゾッとしました」(36才・岡山県)

関連キーワード

関連記事

トピックス

国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
国民に「リトル・マリウス」と呼ばれ親しまれてきたマリウス・ボルグ・ホイビー氏(NTB/共同通信イメージズ)
ノルウェー王室の人気者「リトル・マリウス」がレイプ4件を含む32件の罪で衝撃の起訴「壁に刺さったナイフ」「複数の女性の性的画像」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン