これについて、AFP通信はワシントンDC発で、ゴフ報道官の会見内容の真意について、「正体が確認できない」UFO現象のほか、他国の飛行物体による米国などの「空域へのいかなる侵入も深刻に捉え、調査を行う」という意味だと指摘。そのうえで、同通信は米国防総省がもっと脅威であるととらえているのは中国やロシアなどの米軍の軍事機密を入手するためのスパイ活動だと報じている。
米の軍事問題専門のインターネット・メディア「タスク・アンド・パーパス(任務と目的)」は「米軍もパイロットらが目撃した不可解な空中現象は地球外のUFOとみられるもののほかにも、実は中国やロシアによるとみられるスパイ活動の報告例の方が何倍も多いのだ」と指摘している。