■石川酒造 「福生のビール小屋」

左から「多摩の恵 ペールエール」(500円)「多摩の恵 デュンケル」(500円)「TOKYO BLUES シングルホップウィート」(600円)

 文久3(1863)年創業の老舗蔵元「石川酒造」の敷地内にあるビール醸造所併設のイタリアンレストラン。明治20年にビール醸造に着手・販売していた歴史を持つ同社は1998年、111年ぶりに「多摩の恵」の名でビール醸造を復活。明治29年築の土蔵を「向蔵ビール工房」として使用し、様々なタイプのビールを醸造する。

国の登録有形文化財に指定されている土蔵でビール醸造が行われている

 仕込み水は日本酒と同じく、地下150メートルからくみ上げる天然水(中硬水)を使う。レストランでは、香り高い「多摩の恵 ペールエール」(写真左、500円)、強くローストした麦芽を使う黒ビール「多摩の恵 デュンケル」(写真中、500円)、希少なホップの華やかな香りと苦味が特徴の「TOKYO BLUES シングルホップウィート」(写真右、600円)など常時7種類の自社クラフトビールを楽しめる。テラス席からは樹齢700年超のケヤキや明治時代のビール釜も眺められる。明治期の土蔵に昨年開店した飲食店「ぞうぐら」でもできたてビールを提供している。

テラス席からは樹齢700年超のケヤキや明治時代のビール釜も眺められる

地元・大多摩ハムの味を楽しめる「福生産ソーセージの盛り合わせ」(1200円)

ビール醸造に着手した明治時代に使用していたビール釜

【住所】東京都福生市熊川1番地
【営業時間】11時半~20時半(L.O.)
【定休日】火
※2020年9月現在

◆撮影/中庭愉生、太田真三

※週刊ポスト2020年9月18・25日号

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