ホストクラブでの源氏名は「三崎愛汁」(写真/本人のTwitterより)

「誹謗中傷基金」は世界トレンドランキング1位に

 そのエネルギーを形にするため、三崎氏はこの9月に「死ぬな! 生きろ! SNS誹謗中傷撲滅基金」を設立。2度目のホスト復帰を決意したのも、基金設立のためという。

「この基金は、誹謗中傷についてもっとみんなに考えてもらいたいと思って作りました。ここ数年、SNSなどネット上での誹謗中傷で亡くなる人は著名人も含めて増えていますよね。書く側は軽い気持ちだったとしても、書かれた側は一生消えない心の傷を負います。ぼく自身が経験してそのつらさは痛いほど分かる。そういう社会がなくなるよう、誹謗中傷や命について考える機会が少しでも増えて欲しいと思います。まずは第1弾として、ぼくのTwitterアカウントをフォロー&リツイートしてくれた人の中から当選者を抽選で選び、1人につき100万円を100人、総額1億円を現金で届けているところです。

 ホストに復帰したのも、活動を通して基金の存在を多くの人に知ってもらえると思ったから。おかげさまで多くの方にご来店頂いて、8月29~31日の3日間で約3500万円を売り上げました。稼いだお金は、当選者にAmazonの中から欲しい商品をプレゼントするという形で全額寄付しました」

 活動の甲斐あって、基金設立の発表後、Twitterではハッシュタグ「#青汁砲」「#誹謗中傷撲滅」などを含むツイートが瞬く間に投稿され、世界のトレンドランキング1位を獲得した。基金第1弾の当選者は既に決定しており、「まさか当選するなんて」「命について深く考えることが必要だと教えてくれた三崎さんを最後まで応援します!」といった喜びの声も続々と報告されている。

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