芸能

『半沢直樹』影の主役・香川照之 裏に血の滲むような努力

気さくな人柄がお茶の間に好かれている(時事通信フォト)

 TBS日曜劇場『半沢直樹』第2シーズンが、9月27日にいよいよ最終回を迎える。第1シーズンと比較して、さらに“パワーワード”的なセリフが増えた第2シーズン。中でも大和田暁(香川照之)は、「お・し・ま・い・death!」「お……、お……、おねしゃす」など毎週のように印象的なセリフを残し、視聴者の間で「名言製造機」との呼び声も高い。池井戸潤による原作小説にはない登場シーンも多く、ドラマ版では、大和田が影の主役とも言える存在感を発揮している。

 大和田というキャラクターはもちろん、大和田役を演じる香川照之本人にも一層注目が集まっている。毎週の『半沢直樹』の放送後には、公式Twitterアカウントにて撮影の裏話を明かしており、そのユーモアあふれる語り口が彼の人柄を感じさせる。

 第1話で大和田がスマホをテーブルに投げたシーンについて、香川が〈あれをあの後、大和田はどうやって回収したのか…?それを本日、発表いたします!皆さま、改めてその方法を予想してくださいませ!〉(9月22日のツイートより)と呼びかけると、リプライ欄が大喜利状態となって盛り上がった。このようにファンと積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が印象的だ。

 香川はまた、かねて昆虫好きとして知られ、『香川照之の昆虫すごいぜ!』(Eテレ)という冠番組も抱えている。カマキリの着ぐるみを着て、楽しそうに昆虫について解説する姿から、ネット上を中心に“おもしろ昆虫おじさん”という愛称でも親しまれている。

 2018年には昆虫をモチーフにした洋服ブランドInsect Collection(インセクト・コレクション)などを展開するアランチヲネ株式会社を設立。今年4月からはフランス人アーティストのロマン・トマと組んで自然教育絵本『INSECT LAND(インセクトランド)』シリーズを作・プロデュースしている。他にも“カマキリ先生”名義でNHK『おかあさんといっしょ』2019年6月の歌「はらぺこカマキリ」の作詞を担当するなど、昆虫を入り口にした子供向けの活動も精力的に行なっている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告(中央)
《父・修被告よりわずかに軽い判決》母・浩子被告が浮かべていた“アルカイックスマイル”…札幌地裁は「執行猶予が妥当」【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま入学から1か月、筑波大学で起こった変化 「棟に入るには学生証の提示」、出入りする関係業者にも「名札の装着、華美な服装は避けるよう指示」との証言
週刊ポスト
藤井聡太名人(時事通信フォト)
藤井聡太七冠が名人戦第2局で「AI評価値99%」から詰み筋ではない“守りの一手”を指した理由とは
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン
米利休氏のTikTok「保証年収15万円」
東大卒でも〈年収15万円〉…廃業寸前ギリギリ米農家のリアルとは《寄せられた「月収ではなくて?」「もっとマシなウソをつけ」の声に反論》
NEWSポストセブン
SNS上で「ドバイ案件」が大騒動になっている(時事通信フォト)
《ドバイ“ヤギ案件”騒動の背景》美女や関係者が証言する「砂漠のテントで女性10人と性的パーティー」「5万米ドルで歯を抜かれたり、殴られたり」
NEWSポストセブン
“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
田村容疑者のSNSのカバー画像
《目玉が入ったビンへの言葉がカギに》田村瑠奈の母・浩子被告、眼球見せられ「すごいね。」に有罪判決、裁判長が諭した“母親としての在り方”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン