芸能

松田聖子元親衛隊が大切にするお宝「聖子の実母からの手紙」

ジュンさん所属の関西支部は新聞にも取り上げられた

 多感な十代のころ、アイドルや俳優、ミュージシャン、アニメなど、何かに夢中になったことがあるという人も多いだろう。しかし、単なる“ファン”にとどまらず、自分のすべてをその対象に注ぐ、コアなファンもいる──。

 松田聖子ファン歴40年で親衛隊のメンバーだった、薬剤師の女性・ジュンさん(53才)は、十代の頃からたくさんのグッズを購入し、そのお宝はいまでも専用の保管部屋にしまってある。そんなジュンさんは、絶対に手放すことができない、特別なお宝を持っているという。それは一体何なのか? ジュンさんが明かす。

 * * *
 私にとって最大の「お宝」をご紹介します。時は中学3年にさかのぼります。親の伝手を駆使し、知り合いを通じて、聖子にプレゼントを渡すことができたんです。手作りのカバンなどと一緒に手紙を入れて。手紙には、「聖子が好きすぎて、勉強が手につきません」と書きました。

 そうしたら、後日、私宛てに「蒲池」という名字のかたから封書が届きました。中を見ると、「聖子の母です」とある。

 そう、お母さまが、わざわざ「聖子も心から感謝して居ります」とお礼のお手紙をくださったんです。

 追伸にあった、「勉強は忘れない様にしてね」という一文を見て、「本物だ!」と確信しました。これこそ、オンリーワンの宝物です。

 もう1つは、高2のときの想い出。

 親衛隊のみんなで、聖子がレコーディングしているスタジオまで行ったときのことです。スタジオの前で待っていると、深夜12時頃、聖子が出てきて、「あら、みんな、どうしたの?」とうれしそうに声をかけてくれたんです。しかも一人ひとりに。

 私はちょうどそのとき、自分で作った聖子のロゴ入りのバッグを持っていて、同じものを彼女にプレゼントしていたんですが、それを目にしたとたん、「あ、バッグ、ありがとうね」と聖子が私に声をかけてくれたんです。天にも昇るとはこのこと、私は舞い上がりました。そして「一生、聖子についていく!」と決めました。

 あの瞬間があったからこそ、いままで生きてこられたと思っています。おおげさな、と思う人がいるかもしれませんが、ふだんの生活で嫌なことや落ち込むことがあっても、あの感激と喜びが私の活力の源となって、すべてを乗り越えていけるのです。聖子には心から感謝しています。

 子供たちには、私が死んだら、これらのお宝を棺に入れてちょうだい、といまからお願いしているほどです。

【プロフィール】
ジュンさん(53才)/松田聖子ファン歴40年。中学卒業時に親衛隊レディースに入り、隊長も務めた。24才で結婚し、薬剤師として働くかたわら1男2女を育てる。

※女性セブン2020年10月8日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《スイートルームを指差して…》大谷翔平がホームラン後に見せた“真美子さんポーズ”「妻が見に来てるんだ」周囲に明かす“等身大でいられる関係”
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《「策士」との評価も》“ラブホ通いすぎ”小川晶・前橋市長がXのコメント欄を開放 続投するプラス材料に?本当の狙いとは
NEWSポストセブン
女性初の首相として新任会見に臨んだ高市氏(2025年10月写真撮影:小川裕夫)
《維新の消滅確率は90%?》高市早苗内閣発足、保守の受け皿として支持集めた政党は生き残れるのか? 存在意義が問われる維新の会や参政党
NEWSポストセブン
2021年ドラ1右腕・森木大智
《悔しいし、情けないし…》高卒4年目で戦力外通告の元阪神ドラ1右腕 育成降格でかけられた「藤川球児監督からの言葉」とは
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月25日、撮影/JMPA)
《すぐに売り切れ》佳子さま、6万9300円のミントグリーンのワンピースに信楽焼イヤリングを合わせてさわやかなコーデ スカーフを背中で結ばれ、ガーリーに
NEWSポストセブン
注目される次のキャリア(写真/共同通信社)
田久保真紀・伊東市長、次なるキャリアはまさかの「国政進出」か…メガソーラー反対の“広告塔”になる可能性
週刊ポスト
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
《安倍晋三元首相銃撃事件・初公判》「犯人の知的レベルの高さ」を鈴木エイト氏が証言、ポイントは「親族への尋問」…山上徹也被告の弁護側は「統一教会のせいで一家崩壊」主張の見通し
NEWSポストセブン
この笑顔はいつまで続くのか(左から吉村洋文氏、高市早苗・首相、藤田文武氏)
自民・維新連立の時限爆弾となる「橋下徹氏の鶴の一声」 高市首相とは過去に確執、維新党内では「橋下氏の影響下から独立すべき」との意見も
週刊ポスト
新恋人のA氏と腕を組み歩く姿
《そういう男性が集まりやすいのか…》安達祐実と新恋人・NHK敏腕Pの手つなぎアツアツデートに見えた「Tシャツがつなぐ元夫との奇妙な縁」
週刊ポスト
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン
35万人以上のフォロワーを誇る人気インフルエンサーだった(本人インスタグラムより)
《クリスマスにマリファナキットを配布》フォロワー35万ビキニ美女インフルエンサー(23)は麻薬密売の「首謀者」だった、逃亡の末に友人宅で逮捕
NEWSポストセブン