車に乗り込む山口(2019年5月)
生活も変化した。山口はいわゆるアナログ人間で、LINEのアカウント登録も「誰かに情報を抜かれるかもしれない」と偽名で登録するほどだった。しかし最近は頻繁にインターネット通販で買い物をするなど、ネット環境になじんでいたという。
「ここ1年は、インターネットの自分に対する書き込みも冷静に見られるようになっていました。一方でより家から出なくなっていました。自宅では筋トレやネット、DVDを見るルーティンだったようです」(前出・山口の知人)
山口には目標があった。「いつの日か再び人前に立ちたい」という思いだ。「それはTOKIOとしてではありません」と女性セブンに断言し、1人で再スタートを切るという思いでいた。
「早くても来年以降で、自分にできることがないかと探していたようです。しかし、具体的に前進する気配は薄かった。まったく先が見えず、単調な毎日を繰り返していくなかで不安が募り、再び酒に手を出してしまったのではないでしょうか」(前出・山口の知人)
アルコール依存症は10年間我慢していても、再び飲み始めれば症状が再発しかねない。もう一度、足元を見つめ直して治療に専念してほしい。
※女性セブン2020年10月15日号