外国人向けに代用肉!?
代用肉を食べることができるレストランは非常に少なく、私がベジタリアンを実践していた2年間は、外食に大変困りました。都心であっても、その駅に1軒あるかどうかだったのです。サラダだけでは満足感を得られないため、できるだけ代用肉が食べられるお店を探しました。当時からそうした店で外国人をよく見かけました。
日本人はベジタリアン人口が少なく、5.7%と言われています。インドの29.8%、スイスの14%、台湾の13%、オーストラリアの12%(いずれもフレンバシー調べ)に比べると、寂しい数字です。
コロナ禍以前は東京オリンピック景気で大勢の外国人が来日し、その中にはベジタリアンメニューを探す人もたくさんいたに違いありません。最近レストランやテイクアウトでもベジタリアンメニューを見かけるのは、ベジタリアンが多い外国人への配慮もあったのではないでしょうか。
各店の代用肉、どんな味がする?
せっかくなので最近の加工品も試してみました。
「アボカドソースで食べるソイミートサラダ」(クイーンズ伊勢丹)
クイーンズ伊勢丹の「アボカドソースで食べるソイミートサラダ」はタコミートのような親しみやすくスパイシーな味で、もっと食べたいと思うほどに美味でした。成城石井の「大豆ミートのベジタリアンカレー(十六穀米)」はとろとろしていて、心まで温かくなるような優しい食感です。
「大豆ミートのベジタリアンカレー」(成城石井)
どちらも味付けがしっかりされているので、言われなければ大豆だとは気づかれないかもしれません。
ドトールの「全粒粉サンド 大豆ミート」
また、ドトールの「全粒粉サンド 大豆ミート ~和風トマトのソース~」は、レンコンとごぼうがややピリ辛で、和風バーガー風な美味しさがありました。ファストフード店で代用肉メニューがあるところは日本ではあまりないので、これから何度も利用すると思います。
「まるでお肉!大豆ミートのメンチカツ」(伊藤ハム)
そして私が一番気に入りリピ買いまでしたのは、伊藤ハムの「まるでお肉!大豆ミートのメンチカツ」です。さすが肉の加工が得意の会社だけあって、この商品が一番肉に近いと感じました(あくまで個人の感想です)。味も見た目もメンチカツそのもので、ソースをたっぷりかけて食べると代用肉だということを忘れてしまうほどだったのです。
伊藤ハムは大豆ミートのナゲットも販売している