芸能
2020.10.30 07:00 NEWSポストセブン
ぺこぱ、四千頭身…「優しいお笑い」は第7世代の専売特許?

太田もびしっと指摘
思えば、この夜の出演者は今様の第7世代から見れば大先輩、笑いの歴史を知らない口さがない人に言わせたら旧世代である。談志、たけしの系譜を受け継ぎ、毒と暴走を期待される太田。そして太田以上に談志・たけしにコミットした高田。松村、山田も太田とほぼ同時代を走り続けている芸人だ。その彼らが演じた「やさしい」芸には、若手と違う年季の違い、深みがあった。
惚れた芸人を思い入れいっぱいに語り尽くした山田の芸。その山田の揚げ足をとることなく、微笑ましくツッコみ続けた太田の包容力。対象へのリスペクトが込められた松村のモノマネ。それらが渾然一体となって笑いを生んだ。
そして亡くなった春一番の話題の末尾、その場をシメた高田の言葉が「やさしさ」を芸にする意味を教えてくれる。まさに江戸前の精神で。
高田「おい、そう言えば春一番、最近見かけないな。あいつどうしてる?」
◆取材・文/岸川真(作家)
関連記事
トピックス

資産6兆円「アリババ創業者」は身ぐるみはがされ出国禁止か
NEWSポストセブン

なぜ滝藤賢一は「バイプレーヤー」の中で抜きんでた存在なのか
NEWSポストセブン

自民党内で菅政権を見限る動き 菅&二階では選挙を戦えないの声
週刊ポスト

インディアンス「M-1敗者復活組はブレイク」のジンクスで飛躍か
NEWSポストセブン

緊急事態宣言で小学生の子供の「自主休校」を選択する保護者の言い分
NEWSポストセブン

草なぎ剛の妻 交際後に夜遊び卒業、酒もたばこも止めSNS全削除
女性セブン

納車1年待ちが続くジムニー 「ミニゲレンデ」評の実力は本物なのか
NEWSポストセブン

総理首席秘書官が3か月半で異例の交代 近づく官邸崩壊の足音
週刊ポスト