松村「ホント、光代さんのアパートで僕と春一番さんと太田さんでネタ作りしてた時、全然二人(光と夫人のこと)が付き合ってたなんて気づいてもいなかったんです。ただ手料理の豚汁を全部食べて、春さんは酒飲んで」
太田「松ちゃんも、よく覚えてるよね!」
高田「あんまり春一番が酒ばっか飲んでるから、心配したたけしさんが電気炊飯器をプレゼントしたんだよな」
松村「はい。(ビートたけしの真似で)『アンちゃん、から酒は身体に毒だぜ。これで飯食えよ』って。それで春さん、ご飯炊かずにお酒温めちゃいまして」
高田「飯じゃなくてお燗つけてんの、な?」
松村「(春一番の口真似で)『いやあ、ホットウイスキー、これはいいや!』って」
太田「ダメだよ、せっかくの贈り物(笑)」
高田「たけしさん、それを聞いて怒ってね」
松村「(再びたけしの真似で)『ダメだな、あいつはよ』なんて」
太田「あげる方も貰う方も(笑)。でもなんか……」
高田「しんみりしちゃって。合同追悼式じゃないんだから! で、山田くん、どう?」
山田「あ! いやあ、ひたすらいい話だなって聞き惚れてましたんで」
こうして、お客に徹する山田、縦横無尽に話題を切っては投げる高田、受けては返す太田と松村のアンサンブルによってイベントの幕が降りた。配信視聴者、会場に集った関係者は全編通じる温かな笑いで余韻に浸っているようだった。短絡的にまとめれば極めて「やさしい」笑いに満足したのだ。