妻をお姫様抱っこ(時事通信フォト)
プライベートな問題と済ませられないのは、嘉風の親方業に影響を与えかねないからだ。
「嘉風は現在、尾車部屋の部屋付きだが、2年後の尾車親方(元大関・琴風)の定年にあわせて、独立して部屋を興すとみられている。しかし、角界では部屋にはおかみさんの存在は不可欠という考え方が根強い。全力士の母親役を務め、しつけ、身上相談、ちゃんこの指導から金庫番といった部屋の運営もおかみさんの仕事とされてきた。離婚となると“部屋の運営はどうするんだ”という声が後援者や力士を預ける保護者から上がりかねない」(相撲担当記者)
別居先から出てくる嘉風に話を聞いた。
「すべて弁護士に一任していますので。お話しできる時期が来たらしっかりお答えします。いまは子供にストレスをかけたくないので。私は大変なことなんかないです、愛する2人の子供と一緒にいられて幸せです」
持ち味の“真っ向勝負”はいつまで続くか。
※週刊ポスト2020年11月20日号