Tシャツやセーター類は素材や編み目の密度も重要(写真はイメージ)

Tシャツやセーター類は素材や編み目の密度も重要(写真はイメージ)

 消費者のひとりとして、ここ数年の無印良品の衣料品を見た場合、定価では売れないだろうと思う点が2つあります。

・ビッグサイズ全盛期にもかかわらず、サイズ感がタイト
・使用している素材のクオリティがユニクロよりも低いのに定価はユニクロよりも高い

 無印良品の衣料品がベーシックでナチュラル素材中心であることに異論のある人はいないと思いますが、ベーシックであるという点でまずユニクロと競合します。しかし、基本的にこれまでの無印良品の衣料品は、ユニクロよりも定価が500~2000円近く割高感がありました。

 例えば、無地のトレーナーが無印で2900円、ユニクロで1990円なら、よほどこだわりのある人以外はユニクロで買うでしょう。私も間違いなくユニクロを選びます。なぜなら、無印のほうが値段も高いうえに、多くの品目で使用されている素材のクオリティが低いと感じるからです。

 特に気になるのは、Tシャツ類や綿セーター類です。Tシャツの生地は編み物ですが、編地が薄くて、編み目の密度が低く感じます。

 編み目が高密度すぎると動きづらかったり、通気性が悪くなったりするので、生地が分厚くて密度が高ければいいというものではありませんが、あまりにも密度が低くて生地が薄いと、それだけ少量の綿糸で生地を製造していることになり、低価格にしないとコスパが悪くなってしまいます。綿セーター類も同様です。それにもかかわらず、無印のこれらの製品はユニクロよりも500円~1000円くらい高いのです。これでは定価で売れるはずがありません。

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