今回の米大統領選で出てきた数々の“疑惑”を、アフリカ諸国の人々はどのように見たのだろう。自分たちが経験してきた選挙と同じような状況がアメリカで起きていると感じたのではないだろうか。
「州ごとに自治が発達したアメリカで、アフリカと同じような“不正疑惑”が多々取り沙汰されている。この事実は非常にショックなことで、アメリカの民主主義にとって大きな意味を持つ」
アフリカ諸国の選挙で一般的に見られるような数々の不正や不公平、対立候補間の闘争などが、“疑惑”とはいえ、民主主義の象徴とも言えるアメリカの大統領選で見られたことで、世界の大国であるアメリカがアフリカのような途上国に成り下がったと彼は認識したという。
「アメリカは今回、疑惑まみれの選挙を行ったことで、今後他の国の選挙には口出しできなくなるだろう」
世界最先進国であるアメリカの民主主義は、今回の大統領選を契機に今後どうなっていくのだろうか。