「EDマックス」はなぜ画期的なのか

「EDマックス」はなぜ画期的なのか

 これまで衝撃波治療では「ED-1000」という機器が日本でも普及していたが、このEDマックスの性能は段違いだという。2015年にED-1000を、2018年にEDマックスを取り入れた西新宿杉江中央クリニックの杉江善哉院長が語る。

「ED-1000はイスラエル製で登場したときは大きな注目を浴び、効果も充分に確認されました。しかしメンテナンスが大変で機器の維持費が高く、施術の回数も多いという難点があった。EDマックスはスイス製で、そうした難点が改善されている。毛細血管の生成力もより高まったため、治療回数も半分ほどに減らすことができ、治療費も安くなりました」

医師も自分で試した

 具体的にどんな治療が行なわれるのか。初めて受診するという54歳の自営業・Bさんに本誌記者が同行した。治療室に入ると、ベッドの横に業務用コピー機ほどの大きさのマシンが設置されていた。

「この機器は特殊な衝撃波を1秒間に2回発生させます。それを亀頭や陰茎、肛門など7か所にそれぞれ500回、合計3500回放射します。レーザーによる医療脱毛のような痛みや熱はありません」(平田院長)

 Bさんは医師の指示に従ってズボンと下着を降ろし、仰向けにベッドに横たわった。ペニスに透明なゼリー状の潤滑液が塗られ、マシンから延びたノズルで衝撃波が打ち込まれていく。

 施術中、記者は別室で待機していた。「パン!パン!」という衝撃音が15分ほど続いた後、Bさんが治療室から出てきた。

「全然痛くなくて、指で軽くパシッパシッと弾かれるような感覚。思っていたより楽でした」

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