飲食店、同じテーブルでもリスクは20倍
2人での外食時はカウンターよりテーブル席
富岳は飲食店の座席での感染リスクも調べている。平均的な4人掛けテーブルに2人で向き合った場合と、隣り合って座った場合を比較。談笑しながら会食した場合、隣り合って座るほうが真正面に座るときの約5倍の飛沫を受けるとの結果になった。
「隣り合う席のほうが距離が近いため、会話をすると対面よりリスクが高くなる。飲食店に2人で行く時はカウンターを避け、テーブル席をえらんだほうがいい」(同前)
なお、同じく4人掛けのテーブルで対角線上に座ると、相手に到達する飛沫は真正面に座った場合の4分の1だった。真横に座った場合と比較すると、リスクは20分の1になる計算だ。
「加えて言えば、隣り合う別のテーブルとの距離にも注意です。他の客と2メートル以上の距離を保てているか、チェックしてください」(同前)
「富岳」の導いた結果を参考にしつつ、正しい感染対策を心がけたい。
※週刊ポスト2020年12月18日号