売却価格は「買い手の予算観」に合わせるのが重要

 売り手としては、なるべく探している人が買いたくなる条件を整えよう。特にファミリー向けの物件では、女性の視点を意識することが必要だ。そこでいちばん大切なのは、物件のキレイさである。丁寧に清掃を行うのは最低限。自分できなければ業者さんに依頼したい。

 中でも水回りは特に重要である。場合によっては取り替えるのもありだ。例えば、100万円かけてユニットバスを取り換えると、200万円高く売れるといったケースがある。そこは仲介する不動産屋さんに相談すべきだろう。

マンション売却価格は買い手の予算観に合わせることが大切(Getty Images)

マンション売却価格は買い手の予算観に合わせることが大切(Getty Images)

 早く売るためには、買い手が「買ってもいい」という予算感に合わせることが重要だ。つまり無理目の高値で頑張り続けると、タイミングを逃しやすい。

 専任媒介契約という形式で仲介を依頼した不動産会社は、2週間に1回の割合で状況を報告してくれる。案内の有無や問い合わせの回数などだ。その状況を見て、価格は柔軟に変化させるべきだ。

 問い合わせがほとんどなければ、価格を下げるべきだろう。毎週のように案内があるのに売れない場合は、価格ではなく物件の中身の何かが問題なのだ。対応策を考えたほうがいい。例えば、水回りに問題がありそうならリフォームの見積もりを用意するといった工夫である。こういうことは親切な不動産業者なら提案してくれるはずだ。

 マンションは買うよりも売る方が難しい。これはどんな物件にも言えることだ。2021年の早めに売るためには、今からしっかりと準備をすべきだ。この機会を逃すと、大きな後悔が待っているかもしれない。

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