「北朝鮮の生活は、都会の平壌と田舎の差の大きさにも驚かされました。平壌は近代的で、普通に酒場で唐揚げを食べながらビールも飲むし、華やかなデパートやマンションもある。ところが地方に行くととても素朴で、家の外の地下倉庫を冷蔵庫代わりに使うとか、停電がしょっちゅう起きるとか、“夜間点検”とか、一つ一つのデティールがすべて興味深いんです。

 ジョンヒョクがセリのために麺を作ってあげるとか、その丁寧な生活ぶりには改めて大切なものを考えさせられました」(田代さん)。

 ヒョンビンは、『私の名前はキム・サムスン』(2005年)と『シークレット・ガーデン』(2010年)に続き、本作で3度目の大ブレークを迎えている。いずれもツンデレ演技で人気を博したが、3作それぞれ繊細にツンデレぶりを演じ分けている実力派だ。

 ヒロインのソン・イェジンは、映画『私の頭の中の消しゴム』(2004年)で清純派女優として日本でも高い人気があるが、近年はコメディエンヌとしての実力を遺憾なく発揮している。ともに38才で、韓国を代表する俳優。

 年上女性と年下男性のカップルを描く話や、中堅俳優と若い女優が主演を務める作品などが続いていた韓国ドラマだが、久しぶりに実力のある同世代俳優の共演は安心感があり、抜群に息の合った演技を見せてくれた。

 見終わった人からは“不時着ロス”という言葉も聞かれ、何度も見返す人が続出し、新作ドラマが次々と登場している中でも不動の人気を得ている『愛の不時着』。

 そして今回、『愛の不時着』のリアルな世界が体感できる展示会が、2021年1月8日(金)から東京会場のjing(渋谷区)から始まる(大阪・福岡・名古屋にて順次開催)。

©CultureDepot. ©STUDIO DRAGON CORP.「愛の不時着」展 入場料:1,800円/
数量限定「愛の不時着」展公式ガイド(小学館刊)付き入場券:3,000円(どちらも税込み)。ローソンチケットにてチケット先行発売中。

(c)CultureDepot. (c)STUDIO DRAGON CORP.「愛の不時着」展 入場料:1,800円/ 数量限定「愛の不時着」展公式ガイド(小学館刊)付き入場券:3,000円(どちらも税込み)。ローソンチケットにてチケット先行発売中。

 東京会場では、ドラマの中でも象徴的なシーンとなる2人の出会いでもある木に絡まったパラグライダーを完全再現。未公開カット約250点を含む約450点超えの写真や映像、実際に使われた衣装や小道具を展示。『愛の不時着』の世界を体感できるセットやフォトスポットも。ここへ行けばあの感動を再び味わえるはず。

「愛の不時着」展オリジナルグッズとして、アクリルスタンドやノート、切手セット、マスクケースなど各種グッズを販売。名前を入れられる「ネームステッカーマシン」も注目。

*また、12月17日発売の『女性セブン』では同展で公開される未公開写真を一足早く紹介している。

 

関連キーワード

関連記事

トピックス

多くの外国人観光客などが渋谷のハロウィンを楽しんだ
《渋谷ハロウィン2025》「大麻の匂いがして……」土砂降り&厳戒態勢で“地下”や“クラブ”がホットスポット化、大通りは“ボヤ騒ぎ”で一時騒然
NEWSポストセブン
声優高槻かなこ。舞台や歌唱、配信など多岐にわたる活躍を見せる
【独占告白】声優・高槻かなこが語る「インド人との国際結婚」の真相 SNS上での「デマ情報拡散」や見知らぬ“足跡”に恐怖
NEWSポストセブン
人気キャラが出現するなど盛り上がりを見せたが、消防車が出動の場面も
渋谷のクラブで「いつでも女の子に(クスリ)混ぜますよ」と…警察の本気警備に“センター街離れ”で路上からクラブへ《渋谷ハロウィン2025ルポ》
NEWSポストセブン
クマによる被害
「走って逃げたら追い越され、正面から顔を…」「頭の肉が裂け頭蓋骨が見えた」北秋田市でクマに襲われた男性(68)が明かした被害の一部始終《考え方を変えないと被害は増える》
NEWSポストセブン
園遊会に出席された愛子さまと佳子さま(時事通信フォト/JMPA)
「ルール違反では?」と危惧する声も…愛子さまと佳子さまの“赤色セットアップ”が物議、皇室ジャーナリストが語る“お召し物の色ルール”実情
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「日本ではあまりパートナーは目立たない方がいい」高市早苗総理の夫婦の在り方、夫・山本拓氏は“ステルス旦那”発言 「帰ってきたら掃除をして入浴介助」総理が担う介護の壮絶な状況 
女性セブン
9月に開催した“全英バスツアー”の舞台裏を公開(インスタグラムより)
「車内で謎の上下運動」「大きく舌を出してストローを」“タダで行為できます”金髪美女インフルエンサーが公開した映像に意味深シーン
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(クマの画像はサンプルです/2023年秋田県でクマに襲われ負傷した男性)
《コォーってすごい声を出して頭をかじってくる》住宅地に出没するツキノワグマの恐怖「顔面を集中的に狙う」「1日6人を無差別に襲撃」熊の“おとなしくて怖がり”説はすでに崩壊
NEWSポストセブン
「原点回帰」しつつある中川安奈・フリーアナ(本人のInstagramより)
《腰を突き出すトレーニング動画も…》中川安奈アナ、原点回帰の“けしからんインスタ投稿”で復活気配、NHK退社後の活躍のカギを握る“ラテン系のオープンなノリ”
NEWSポストセブン
真美子さんが完走した「母としてのシーズン」
《真美子さんの献身》「愛車で大谷翔平を送迎」奥様会でもお酒を断り…愛娘の子育てと夫のサポートを完遂した「母としての配慮」
NEWSポストセブン
11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)千葉県の工場でアルバイトをしていた
「肌が綺麗で、年齢より若く見える子」ホテルで交際相手の11歳年下ネパール留学生を殺害した浅香真美容疑者(32)は実家住みで夜勤アルバイト「元公務員の父と温厚な母と立派な家」
NEWSポストセブン
アメリカ・オハイオ州のクリーブランドで5歳の少女が意識不明の状態で発見された(被害者の母親のFacebook /オハイオ州の街並みはサンプルです)
【全米が震撼】「髪の毛を抜かれ、口や陰部に棒を突っ込まれた」5歳の少女の母親が訴えた9歳と10歳の加害者による残虐な犯行、少年司法に対しオンライン署名が広がる
NEWSポストセブン