年末年始、BSではこんな多種多様な番組が
昭和スターの作品を振り返りたいと話すのは映画評論家の秋本鉄次氏だ。
「石原裕次郎の『太陽の季節』(12月28日、BS日テレ)、『狂った果実』(12月29日、BS日テレ)、『嵐を呼ぶ男』(12月30日、BS日テレ)は、若き日の裕次郎がどれだけカッコよかったのかを見てもらいたいですね。
『男はつらいよ 知床慕情』(12月26日、BSテレ東)は三船敏郎との共演作。昭和2大スターの“ワン&オンリー”同士ですから、寅さんシリーズの中でも見ごたえがあります」
往年の名作ドラマも注目だ。NHK BSプレミアムでは、1992年の山田太一作のドラマ『チロルの挽歌』(12月26日)、1995年の早坂暁作の『刑事』(12月27日)と、高倉健主演ドラマを再放送する。
「高倉健というと銀幕スターのイメージが強いのですが、NHKドラマに主演して話題となった2作です。『チロル~』は大原麗子、杉浦直樹らが出演、『刑事』も田中好子、紺野美沙子、鈴木京香、小林稔侍など脇を固める俳優も豪華。健さんのドラマ出演作品は限られているので、貴重な機会です」(秋本氏)
※週刊ポスト2021年1月1・8日号